父母・配偶者・子供に対する損害賠償

交通事故の被害者は加害者に損害賠償をします。被害者が死亡したり重篤な後遺症をもつ場合、事実上自力で請求することができませんので、相続人か近親者が請求を行うことになり、また法定代理人ともなります。その場合請求権は3年で時効を迎えることを留意しましょう。

被害者が死亡した時の相続人は以下に示す親族です。配偶者・子・孫・父母・祖父母・兄弟姉妹・甥姪でそれぞれの財産分与は次の通りです。配偶者と子供が相続人になる時は、それぞれ1/2ずつになります。配偶者と父母が相続人になる時は、前者が2/3で後者が1/3です。配偶者と兄弟姉妹が相続人になる時は、前者が3/4で後者が1/4です。配偶者が亡くなっている時には子供が全財産を相続します。

加害者が死亡している場合には、任意保険に入っていれば保険会社への請求になりますが、未加入であれば加害者家族に請求することになります。加害者家族は全ての遺産の相続を放棄することによって当該相続を放棄できますが、その場合は当人が相続人であることを知ってから3ヶ月以内に相続放棄の意思表示を裁判所に届けなくてはなりません。

加害者が未成年の場合には、親権者に賠償責任が及びます。賠償責任能力が備わる年齢は11〜13歳とされています。したがって未成年者が起こした事故は本人に賠償責任があると認められることになりますが、一般に未成年者に金銭的な賠償能力がないので、無保険車だった場合には親に賠償請求がなされます。

コメントは受け付けていません。